今回は栃木県の都市伝説を紹介します。
それは「七ツ石伝説」です。
栃木県に下都賀郡壬生町に七ツ石と呼ばれる地名があり、そこに熊野神社という小さな神社があります。
主祭神(メインで祀っている神様)はイザナギ神で、配神(その他に祀っている神様)はスサノオ神となっています。
栃木県の七ツ石伝説
熊野神社には古くからの伝承があり、神社の近くにある3尺(90cm程度)程の大きさの丸い石が7度鳴動して出現した事から七ツ石という地名がついたと言われている。
他にも鎌倉時代に日蓮一行の7人がこの地を布教の為に訪れた際、道端の7つの石に腰掛けて休憩したことから七ツ石という地名になったとも言われている。
そんな言い伝えがある七ツ石には、ドラ〇ンボールかよ!
と言いたくなる伝説がもう一つ伝わっています。
それは、「七ツ石に散らばった7つの石を見つけると、願い事が叶う」というもの。
それがどのような大きさで、何処にあるのかも不明。
もしかしたら、見つけたところで、「いでよ!シェ〇ロン!!」的な何かを唱えなければ願いを叶えてくれる何かも出てきてくれないかもしれない。
この伝承が一体いつの時代から始まって伝わったのかも謎ですが、この伝承には続きがあります。
それは「七ツ石を見つけたものは呪われて死ぬ」というもの。
探してやる!と思って探してみても、七ツ石を全部見つけた人は死んでしまう。
故にその石の存在はいつまでも表に出る事はなく、謎のまま永遠と話だけが語り継がれていく…。
なんとも都市伝説らしい、都市伝説です。
ただ、七ツ石という地名は栃木県に限ったものではありません。
青森県にも七ツ石町という町があったり、奥多摩には七ツ石神社という狼を祀っている神社もあります。
東京と山梨県の境界にある七ツ石山なんてのもあります。
この願いが叶う七ツ石の伝承と他の「七ツ石」に関連するものはほとんど見られませんが、もしかしたら願いが叶うとされている「七ツ石」は栃木県だけでなく、他の七ツ石に関連する地域にも隠されているのかもしれない。
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