今回は茨城県の都市伝説を紹介します。
茨城県つくば市には、国立の研究機関と大学を中心とする日本で唯一の研究学園都市があり、日本でも最高水準の研究を行っているのが筑波研究学園都市。
日本最大級というだけあって2012年の時点で学園都市には約300の研究機関と企業が2万人を超える研究者を雇い、このうち日本人で博士号を取得した者は7,000人を超えるという。
そんな日本最高峰の研究機関である筑波研究学園都市には、「最新科学の研究所」というイメージもあって様々な噂や都市伝説が流れている。
筑波研究学園都市で作られた新人類の噂
この研究都市では、民間、国家問わず様々な研究が行われており中にはとんでもない研究が行われているという噂話は絶える事がない。
誰もが知っている「人面犬」もこの筑波研究学園都市で行われた、人間と犬のキメラの生成、もしくは人間の頭を犬の頭とすり替える移植手術を行い成功したが、逃げ出したという話が始まりと言われている。
そんな都市伝説じみた話の中でもう一つ新人類の話がある。
表向きには発表出来ないような、遺伝子を改良された人体生成に関する研究がこの学園都市内のどこかの研究所で行われているのではないかという話。
この研究所の近くに森があり、そこはミュータントの森と呼ばれているらしい。
昔、大学生が幽霊が出ると聞いてその森に肝試しに行ったときに、満月の明かりに照らされながら歩く集団の存在を確認した。
それが幽霊なのか、自分たちと同じように肝試しに来た集団なのか最初はわからずに潜んでいたが、月に照らされたその集団はヒトの形をして歩いてはいるものの、皮膚がドロドロに溶けた溶解人間だったとの事。
これは人類の遺伝子工学にまつわる極秘プロジェクトらしく、この遺伝子操作で作られた新人類(失敗作?)には月光浴が必要で、月明かりの綺麗な深夜を狙ってはこの森で月の光を浴びせているらしい。
そんな極秘プロジェクトがネットで見れる時点で最早極秘とは言えない…笑
この噂がいつ頃からか立ち始めたのかと気になったので探してみると、私が確認できた一番古い情報では2011年前後の事だった。
そして、筑波研究学園都市には、「バイオ」や「遺伝子工学」に関連するいかにも都市伝説になりそうな研究機関がいくつか揃っている。
また、この学園都市が出来た当初、元々この付近に住んでいた住民と、研究機関が出来る事によって移り住んできた住民との間に交流は無く疎遠であった。
その為、元々住んでいた地域住民が何をしているのかわからない不安から、様々な憶測を呼び、妄想した話が人伝えで広まっていくにつれてどんどん話が変化していった伝言ゲーム的に作られた話のようにも思えてくる。
仮にこの話が本当で新人類がドロドロに溶けた溶解人間となるのであれば、絶望的な未来しか見えてこない…。
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