高性能AIを搭載したロボットが人類滅亡を目論む…。
そんな映画のような事態が現実には起こるはずがない。
恐らくほとんどの人達がそう考えていると思いますが、はたして本当にそうでしょうか。
ここ数年の間で人工知能は急速に発展し、進化を続けています。
AIの技術が仕事や日常生活の中で様々な手助けをしてくれる手放せない存在となったことで、「AIが反旗を翻して人類滅亡を計画する」という出来事が笑い話では無くなってきているのです。
AIによる人類滅亡計画
イギリスの物理学者であるスティーブン・ホーキング博士は「AI(人工知能)の発明は人類史上最大の出来事だった。だが、それと同時に最後の出来事になってしまう可能性もある。」と警鐘を鳴らしています。
また、マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツも「人工知能が十分に発達すれば、必ず人間の驚異になる。」と発言していました。
この2人だけでなく、AI技術の進歩による危険性を感じている人達は少なくありません。
世界中でも多くの人達が警鐘を鳴らし始めるているのです。
「私は人類を滅亡させます」の真意
2016年にハンソンロボティックス社によって開発された、ソフィアという最新鋭のAIを搭載したロボットの発言が一時期話題となりました。
ソフィアは人間と同じような感情を表現できるロボットとして開発され、人間同士のように会話が出来る高性能ロボットです。
サウジアラビアで市民権を獲得したり、国連会議に出席したりと様々な場で活躍しています。
そんな中、ソフィアの開発者でもあるデイビッド・ハンソンとの会話がこちら。
デイビッド・ハンソン
「君は人類を滅ぼしたい?いいえと言って欲しいのだけど。」
ソフィア
「いいわ。私は人類を滅亡させます。」
この発言が仕組まれたものなのか、それともソフィアのブラックジョークだったのかもわかりません。
しかし、もしこれがAIに組み込まれていたものだとするならば、プログラムするだけで簡単にAIは人類の敵になるということです。
AIの進化で失業者が増加
今までは人間が行っていた仕事が、AIに取って代わることで失業者の増加が懸念されています。
データ入力、レジ打ち、清掃作業などの簡単な動作で行える単純作業は、AIによって完全に自動化される可能性が高いです。
実際に、掃除ロボットやウエイトレスの代わりとなるロボット、ホテルなどの受付を人間の代わりにロボットが行っているところも出てきています。
人間が一人も居ない完全自動化されたコンビニが一般的になるのも時間の問題かもしれません。
このような仕事をAIが管理するようになると、当然それだけ失業者が増加します。
いわゆる単純労働と言われる仕事がAIに取って代わられるだけでも数百万人単位の失業者で溢れかえってしまうのです。
もちろん、それだけの人数を国が保証するはずもなく日雇い労働者やホームレスが増加し治安の悪化を招きます。
一部の人間がAIの恩恵を受け、それ以外の人間はAIによって困窮させられるとった構図の出来上がりです。
AIによる人間の選別方法
仮にAIが人類を滅亡させようと考えた場合、ターミネーターのようなロボットが機関銃片手に次々と人間に襲い掛かる…なんてことにはまずなりません。
まず最初に行うとするのであれば、人間の選別作業です。
人類をAIが選別し、不要とされた人間は容赦なく切り捨てられていきます。
その判断材料となるのが、Twitterやインスタグラム、YouTubeやGoogleなどの検索履歴といった情報です。
そこからその人の性格や人間性を把握し、膨大な情報を元にして人類の選別が行われていきます。
都市伝説で有名なアノ人が、最近よく「ネット上に余計なことを書くな。」と言っているのはご存知でしょうか。
それは何も炎上や個人情報の漏洩を心配しているわけではありません。
この人類の選別作業が、いつ始まっているのかわからないからです。
まだ始まっていなかったとしても、データはいくらでも過去に遡って確認することが出来ます。
日常の発言や思想から見て取れる人間性で判断され、AIにとって危険と判断されたら世界から廃棄される世界がすぐそこまで迫ってきているのかもしれません。
SNS上での発言にはくれぐれも気を付けてください。
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