漫画AKIRAは1982年から週刊ヤングマガジンで連載され、1988年には映画化もしています。
作品がスタートしてから30年以上経っていながらも日本だけでなく、海外からの評価も高いカルト的人気を誇る作品です。
その大人気作品AKIRAには、様々な予言が隠されているとSNSや掲示板で大きな話題となりました。
この記事では、話題となった予言の内容と実際に起こった出来事を照らし合わせて紹介していきます。
AKIRAに隠された4つの予言
AKIRAでは大きく4つの出来事を予言しています。
2020年東京オリンピック開催を予言
漫画AKIRAの世界では、2019年のネオ東京が舞台となっています。
漫画版のAKIRAではオリンピックの建設現場が描かれていて、看板に書かれた文字が最初に話題となりました。
「東京オリンピック開催まであと413日」
漫画AKIRAの世界は2019年なので、2020年に東京オリンピックが行われる予定でした。
あくまでも漫画の中の出来事でしたが、現実で2013年に東京オリンピックの開催が決定した際、30年前からAKIRAで予言されていた!と話題になったのです。
中止だ中止という落書き
2020年の東京オリンピック開催だけでも、当時ネット上では盛り上がりを見せていました。
しかし、右下に書かれている「中止だ中止」の落書きも予言の1つだと、一部の人達は東京オリンピックが中止になると予想していたのです。
映画版のAKIRAでもオリンピック開催までのカウントダウンをしている看板が登場しています。
ただ、「413日前」ではなく「東京オリンピック開催まであと147日」に変更されているのです。
現実世界での2020年東京オリンピック開催の147日前はというと、2020年2月28日。
この日に何があったのかというと、WHOから新型コロナに関する大きな発表があった日です。
WHOは世界全体の新型コロナによる危険性を評価していて、世界的に見た新型コロナの驚異を「高い」から「非常に高い」とその危険性を引き上げた日でもあります。
これにより、世界的に見ても他国への出入りは危険だという認識も高まり東京オリンピック開催が延期、または中止になる可能性が高まった日に該当するのです。
WHOが日本の感染対策を非難
漫画版AKIRA3巻の巻末にある次回予告に新聞を模したページがあります。
その新聞をよくよく見てみると、「WHO、伝染病対策を非難」と書いてあるのです。
内容はイラストと被ってしまって中々読むことは出来ないのですが、なにやらAKIRAの世界では感染症が流行っているにもかかわらず、日本の感染対策が甘くWHOから非難されているということが読み取れます。
これって、なんだか現実でも聞き覚えのある話だと思いませんか?
そう、新型コロナの集団感染が発生したダイヤモンドプリンセス号の件です。
この集団感染の際にとった日本の感染対応を見て、2020年3月2日にWHOのテドロス事務局長はこのように発言しています。
「最も懸念している。」
新型コロナを甘く見ているような日本政府の対応に、WHO直々に非難ともとれるような発言をされてしまいました。
AKIRAの新聞に載っていた伝染病とは、新型コロナのことで、日本の対応に対してWHOが非難する。
内容がピッタリと一致しているんですよね。
このことから、新型コロナのような感染症が流行してしまうことも予言していたのでは?と囁かれています。
安倍内閣の終わりも予言していた!?
漫画版のAKIRAでは、まるで安倍前首相の行った増税が失敗だったと予言しているような箇所もあります。
「前総理の行った税制改革の歴史的失敗である。」
これは東京オリンピック開催を前にして、貧富の差が加速し荒廃していく街の様子を前にして放たれたセリフです。
この税制改革とは、安倍前首相が行った消費増税のことを指しているのではないだろうか。
2019年10月1日から消費税が8%から10%に引き上げられました。
その直後に新型コロナが発生し、経済が回らないどころか緊急事態宣言まで発令されたことで、飲食店や旅行業界などは壊滅的なダメージを受けています。
事実、個人で経営しているようなお店は次々と閉店を余儀なくされている状況です。
さらにオリンピック開催前に「前総理」と発言していることから、東京オリンピック開催までに安倍内閣が終わることを予言していたとの声もあります。
AKIRAに隠された予言のまとめ
最後に、AKIRAで登場した予言をまとめておきます。
・2020年の東京オリンピック開催。
・オリンピックの開催中止、延期。
・WHOによる日本の感染対応への非難。
・安倍内閣の終わり。
偶然だとしても、30年も前に書かれたことが現実に起きているとさすがに何か見えていたのでは?と考えたくなりますよね。
ちなみに、AKIRAでは新型爆弾の投下や東京壊滅の様子なども描かれているのですが、これ以上なにも当たらない事を祈るばかりです。
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