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ソロモン王72柱の筆頭を飾る悪魔王『バアル(バエル)』とは?

今回は、ソロモン王が使役したとされる72柱の悪魔のうち、筆頭となる1番目の大悪魔「バアル(バエル)」について紹介します。

バエル(バアル)悪魔

名称 バアル
別名 バエル/ハダドなど
種族 悪魔/怪物
役割 地獄の大公爵
東方の王
主な出典 レメゲトン
デーモンの偽君主国など

豊穣神から悪魔王となったバアル

ソロモン王が使役した72柱の悪魔が記載されている魔導書『レメゲトン』。

その72柱の悪魔筆頭を飾るのが「バアル」です。

数多の悪魔の中でも大悪魔とされるバアルは、人間、ネコ、ヒキガエルの3つの頭部を持ち、しゃがれた声で話すと言われています。

東方の地を支配していることから、「東方の王」とも言われていますが、これは西洋の地から東側にあるカナンの豊穣神バアルが起源とされている。

しかし、ユダヤ教やキリスト教が広がると、聖書や魔導書によって悪魔にされたのです。

豊穣神としてのバアル

魔導書『レメゲトン』に代表される悪魔バアルは、66の軍団を率いる悪魔の王で、黙示文学である『エノク書』を原点としている民間伝承『エノクのデーモン』の1人としても登場しています。

バアルは最初から悪魔だったわけではなく、カナン(現在のパレスチナ地方)の豊穣神バアルとして天空を支配し、作物を司る神でした。

ウガリッド神話の最高神の息子であり、勝利の女神アテナを妹に持ち、死神モトとも兄弟です。

また、海を支配する七つの頭を持つ龍「ヤム」と戦い、バアルの武器である稲妻を使って倒し、英雄神としても知られていました。

作物が育たない冬が来るのは、バアルが地上から冥界に去ってしまう時期だからと考えられていたのです。

神話におけるバアルと対抗する天使

悪魔の儀式によってバアルを召喚すると、常人では見ることの出来ない世界を見られる目を与えられ、知恵も与えられると言われています。

稲妻を武器とし、雨を降らせる力も持っていましたが、神話によると死神モトとの戦いに敗れたバアルが地獄へと落ちた際、妹のアテナがバアルの遺体を埋葬するまで大地が枯れ果てていたと言われている。

バアルに対抗できる力を持つ天使は、大天使ラファエル。

ちなみに、バアルを表す印象(シジル)は下記の画像のように、ハエのような昆虫をモチーフとしているような図で描かれていることから、ベルゼブブとの関連があるのではないかとも考えられえています。

バエルの印象(シジル)

ハエの王ベルゼブブについてはこちら。

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ベルゼブブ

キリスト教によって悪魔化したバアル

バアルを信仰する地域は広く、エジプト新王国第19王朝のファラオ、ラムセス2世も信仰していたとの記録もある。

また、ローマ帝国を追い詰めたカタルゴの英雄ハンニバルの名は『バアルの恵み』という意味。

ユダヤ教やキリスト教を広めたい信徒にとって、バアル信仰は強敵であり、邪魔な存在だったのです。

旧約聖書『列王記』によると、預言者エリヤ(イリア)がバアルの預言者と呼ばれる異教徒と雨乞い対決をして勝利し、バアルの信者を処刑しています。

大悪魔バアルのまとめ

バアルの名前を冠した悪魔は、多数存在している。

悪魔と言っても、バアルのように元は神として信仰されていた存在です。

「バアル・ペオル」という名で豊穣と性を司っていた神は、七つの大罪「怠惰」を司るベルフェゴールに。

「バアル・ゼブル」は、蝿の王ベルゼブブに。

いずれも異教の神だったという理由で、キリスト教により悪魔とされた存在です。

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ユダヤ教からキリスト教へ、その勢力を拡大するにつれて、その土地の神を悪魔としてきたことで多数の悪魔が生み出されていった。

豊穣神として信仰されていたバアルも、その1人なのです。

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