悪魔崇拝のシンボルでもあるバフォメットとは?黒ミサでも崇められる悪魔

今回は、中世頃から魔女や悪魔崇拝者が黒ミサ、サバトなどで崇拝していた悪魔、バフォメットについて紹介します。

バフォメット

名称 バフォメット
別名 黒い山羊/メンデスの山羊
種族 悪魔
役割 黒ミサ/サバト
目次

悪魔崇拝者に崇められるバフォメット

山羊の頭を持ちながら、体は人間のバフォメットは、黒い翼を持つ姿で描かれています。

バフォメットの名前の由来には諸説ありますが、イスラム教の教祖であるマホメット(ムハンマド)の誤読によるもの。

もしくは、ギリシャ語の「バフ」と「メティス」が混ざったもので、「知の吸収」を意味するものであるとも考えられている。

テンプル騎士団を壊滅させたバフォメット

中世ヨーロッパでは、バフォメットは偶像神と信じられ、異教徒と結び付けられてきました。

そんな悪魔のバフォメットが有名になったのは、1300年初頭のことです。

エルサレム宮殿で誕生したテンプル騎士団が、悪魔である「バフォメット」を崇拝していたことで一躍その名が知れ渡りました。

テンプル騎士団は12~13世紀に十字軍の1つとして組織された騎士団で、莫大な財力と共に権力も有していた騎士団です。

バフォメットを崇拝しているという噂が広まったテンプル騎士団は、当時のフランス国王フィリップ4世によって、団員は拷問され自白を強要されます。

さまざまな拷問によって自白を余儀なくされた団員達は、悪魔崇拝を行うものとして、火あぶりの刑によって処刑されることに。

その結果、テンプル騎士団は壊滅することになったのです。

しかし、これはテンプル騎士団が保有していた莫大な財産を狙ったものであり、実際に騎士団が悪魔崇拝を行っていたわけでは無いとも言われている。

バフォメットと同一視されるレオナール

バフォメットと同一視されているのが、「サバトの総帥」や「サバトの山羊」とも呼ばれるレオナールです。

牡山羊の姿をしているレオナールは、魔女たちの夜会であるサバトを取り仕切る悪魔として知られています。

中世において、サバトや黒ミサといった魔女たちの儀式では、人間の赤ちゃんや動物を生贄に捧げたりしていました。

このことから、悪魔崇拝者や魔女は現代でも忌み嫌われる存在とされています。

黒ミサで崇められるバフォメットのまとめ

悪魔バフォメット

バフォメットは、当初その姿が明確ではありませんでした。

しかし、19世紀に入るとフランスの魔術師「エリファス・レヴィ」によってその姿が明確になります。

山羊の頭に人間の体、黒い翼を背中に生やし、両性具有を思わせる姿は「メンデスのバフォメット」呼ばれている。

この姿は古代エジプトのメンデスで崇められていた牡山羊の姿と、タロットカードに描かれている悪魔を混ぜ合わせたものだと言われています。

悪魔崇拝者にとって重要なシンボルであるバフォメットは、現代でも黒ミサや悪魔教会で崇拝される存在となっているのです。

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