コカ・コーラがを発明したのは、1886年にアメリカで薬剤師をしていたジョン・ペンバートンという人物です。
それ以来アメリカだけでなく全世界に広がり、炭酸飲料として確固たる地位を確立されて絶大な人気を誇っています。
そんなコカ・コーラですが、一体どのようにして作られているのか不思議ですよね。
実は、コカ・コーラのレシピを知っているのはたったの2人だけと言われています。
コカ・コーラ社の社長にまで上り詰めればその秘伝のレシピを知ることができるかもしれない…と思いきや、社長ですらもレシピを知らないどころか、社内のどこの誰がレシピを知っているのかもわからないという…。
他の炭酸飲料には無い風味と何度でも飲みたくなる味の鍵を握っているのは、「7X」と呼ばれる謎の香料。
その詳細や成分は、現在までずっと非公開のままです。
今回は、そんなコカ・コーラのレシピを保管している保管庫について紹介します。
コカ・コーラのレシピ保管庫
トップシークレットであるコカ・コーラのレシピを保管しているのは、一体どんな場所なのでしょうか。
セキュリティは国家機密レベル
画像にもある通り、冗談かと思うほど分厚い重厚な扉で守られています。
コカ・コーラのレシピ保管庫は、単純に扉が厚いだけではありません。
暗証番号に指紋認証、コーラのビンの形をした鍵穴など、まるで核爆弾や国家機密を守っているかのようなセキュリティレベルです。
現在、このセキュリティを突破できるものは誰ひとりとしていないと言われている強固な守りとなっています。
コカ・コーラ保管庫は一般公開されている
この保管庫ができるまでは、長い間アトランタの銀行の金庫に保管されていました。
しかし、2011年のコカコーラ125周年を記念して、アトランタにあるワールドオブコカコーラ博物館に新設展示される保管庫へと移されています。
コカ・コーラ保管庫そのものは一般公開されているので、近くで見学することもできますが、当然ながら保管庫の中身は非公開です。
侵入しようとしても、世界最高レベルのセキュリティがそれを許すことはないでしょう。
コカ・コーラの都市伝説
誰でも一度くらいは、コカコーラにまつわる都市伝説を聞いたことがあると思います。
ここでは、その全てを紹介していきます。
コカ・コーラにはコカインが含まれている!?
恐らく、この都市伝説が1番有名かもしれません。
何度も飲みたくなるのはコカ・コーラに禁止薬物のコカインが入っているからという都市伝説。
そんなことあるわけがないと思いきや、実は初期のコカ・コーラには本当にコカインが入っていました。
当時は興奮剤や強壮薬、様々な中毒の治療薬としても使われていて、コカ・コーラ以外にもコカの葉を使用した薬用酒なんかも販売されていた時代があったのです。
コカの葉と、原料の1つであるコラの実を合わせて、コカ・コーラと名付けられています。
もちろん、現代で売られているコカ・コーラにコカインなんかは入っていないので安心してください。
この都市伝説は、このような開発当時の話から由来したものだと思われます。
コカ・コーラのレシピを知っている人物
冒頭でもお伝えしましたが、コカ・コーラ社でもレシピを知っているのはたったの2人しかいません。
なぜ2人なのかというと、もし事故で片方が急に亡くなってしまった場合、この世でコカ・コーラのレシピを知る人間がいなくなってしまうからです。
なので、この2人は同じ飛行機に乗ることなど2人同時に亡くなってしまう可能性がある行動は全て禁止されていると言います。
これが真実なのかどうかは、わかりません。
しかし、社長や副社長も知らないとなると、あながち都市伝説とも思えない話です。
ちなみに、一番最初にコカ・コーラのレシピを知る最初の2人は、キャンドラーとロビンソンという人物。
コーラのレシピが流出!?
その昔、コカ・コーラのレシピの中身を撮った写真が流出したとして、実際にその写真がメディアによって報道されたことがありました。
しかし、「本物のレシピとは異なるコピー品だ」として、完全に否定されています。
これだけ人気の商品なので、あらゆる企業がその秘密を探ろうとコカ・コーラのコピー商品を作りましたが、どの商品も本物のコーラの味や風味を完全に再現できたものは一つもありません。
コーラの飲みすぎで骨が溶ける
「骨が溶けるから飲んじゃダメ!」と子どもの頃に、母親から言われた記憶はありませんか?
そう、この骨が溶けるという都市伝説は、相当前から流れています。
というのも、これに関してはコカ・コーラ社が「事実」と認めているからです。
骨が溶けると言っても、「人間の骨」ではありません。
コカ・コーラ社が実験に使ったのは「魚の骨」です。
魚の骨をコーラに浸しておいたら溶けてしまったという話…。
いや、それでもヤバくない?と思うかもしれませんが、人間と魚の骨とでは強度や細さどころか成分すら違います。
コカ・コーラ社も「人間がコカ・コーラを飲んだ場合は、消化器官を通過して骨に到達するまでに別の成分に変わっています。なので、骨がもろくなる、溶けると言うことはありません。」と発言しているので安心してください。
私自身、20年以上コカ・コーラを愛して飲んでいますが骨は元気です。(多分)
コカ・コーラで歯が溶けるという都市伝説
骨に続いて、歯です!
この話もよく聞く都市伝説のひとつですね。
コカ・コーラの酸味料として使われているリン酸が腐食性物質なので、歯の成分であるカルシウムが酸によって溶けるからという話が元ネタです。
これを読んで、リン酸って怖い…って思ったあなた。
リン酸が含まれている飲み物は世界中に溢れています。
ビールなんかは、コーラよりもリン酸の含有量が多いですし、玉露のお茶はコーラの2倍以上の含有量です。
ほら、全然怖くない。
コーラの容器によって味が違う気がするのは?
今では缶とペットボトルがコーラの容器としてはメジャーです。
私はビンに入ってキンキンに冷えたコーラが好きなんですが、ほとんど見かけることがなくなりました。
話が逸れましたが、コカ・コーラは容器によって味が違う気がしませんか?
これも1つの都市伝説として流れている噂話です。
そもそも、昔のコカ・コーラは今の形ではなくボトルで販売されていました。
今でも言われますが、このボトルの形が「女性の身体を表す」なんて話や、とあるアメリカのスポーツカーのデザインからインスピレーションを受けてボトルが作られたという話もあります。
どの話も根拠がない噂話レベルですが、コカ・コーラ社の回答としては「ボトルのデザインは暗闇でも判別できるようにした」とのことです。
このときに、ボトルのデザインによって「甘口(炭酸が弱い)」「辛口(炭酸が強い」を意味するのでは?という噂が流れて都市伝説化していきました。
これに関してコカ・コーラ社は「ボトルの製造工場によって、多少ボトルの形に差が出るが味に変わりは一切無い」と回答しています。
つまり、どんな容器で飲んでも味は一緒だよ!ってことですが、なんでビンのコーラはあんなに美味しく感じるんでしょうね。
サンタクロースのイメージカラーを作ったのはコカ・コーラ?
最後に紹介するコカ・コーラの都市伝説はこちらです。
コカコーラとサンタクロースにまつわる都市伝説をご紹介します!
クリスマスの時期になると、やたらとコーラのCMが流れると思いませんか?
サンタと言えば赤!赤と言えばコカ・コーラ!と連想するようにサンタクロースのイメージを作ったという都市伝説です。
元々は全く違う色の服を着ていたサンタクロースですが、1931年に出したコカ・コーラの看板には今のような赤と白の服を着たサンタが描かれていて、それが世界中に広がってサンタクロースのイメージカラーが赤になったという話。
もっともらしい話ですが、これはまるっきり嘘です。
コカ・コーラの宣伝看板が作成されるよりも前の1914年頃には、日本でも今と似たような赤色を基調にしたサンタさんがメジャーとなっていました。
とっくの昔から、サンタの服は赤というイメージが定着していたので、この都市伝説は後付けということになりますね。
まとめ
コカ・コーラのレシピ保管庫から、コカ・コーラにまつわる都市伝説を紹介してきました。
気になるのは、やはり長年隠され続けているレシピですよね。
この先私達が生きている間に公開されることがあるのでしょうか。
もしかしたら、そのレシピにはとんでもない秘密が隠されているのでは…?
なんて考えると都市伝説好きの血が疼いて眠れなくなるので、ほどほどにしておきましょう。
企業秘密と言ったらそれまでですが、ここまで厳重なセキュリティを備えた専用の保管庫を作るコカ・コーラ社。
今後も、コカ・コーラにまつわる新たな都市伝説が生み出されそうな予感がします。
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