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父の癌の怖い話

【洒落怖】父が癌になって初めて気づいた【人間の怖い話】

こちらは「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」に投稿された怖い話を、読みやすくして投稿しています。

人間の怖い話「父が癌になって初めて気づいた」

私が高校生のころ、父が癌で死んだ。

幼い頃、父はいい意味でも悪い意味でも私を一人の人間として扱ってくれた。

幼かった私にはできないことが多く、父をその度に怒らせた。

役立たずとよく言われた。

私は父と性格が似ているらしく、父は私を責めるというより私を通して自分を責めているらしかった。

でも、私は博学な父を恐れつつも好きで、機嫌がいいときはたくさん遊んでもらった。

そんな父が癌で弱りだし、一人の人間と同じことがだんだん出来なくなっていった。

癌による痛みは壮絶らしく、父はよくのたうち回っていた。

しかし私には医療知識などないし、痛みもわからないので、何もできなかった。

「大丈夫?」

そんな言葉を繰り返す意味もわからなくなって、私はただ呆然とするようになっていった。

そしてその頃、父はだんだん性格が歪んでいった。

きっと痛みのせいだと思う。

痛くないときは、まだマシだったから。

母は帰りが遅いので、痛みのピークのときはいつも私と父は二人きり。

痛みで1人の人間と同じこともできず、陰険な性格になった父に私は、病気のせいだと思いながらも酷く失望していた。

父はその頃、食事をしてもよく吐いた。

食べたくても、食べられないとよく言っていた。

父は食べることが好きだったので、本当にその頃からは歪みに歪んだ。

そんな父が、俺は病人だから、俺を病人らしく扱え的なことを言った。

確かに当然のことだったのだが、私はそのときに初めて自覚した感情があった。

父に対する憎しみだった。

私が幼かった頃、できもしないことをさせられて失敗して役立たずと罵られたことが、かなりトラウマだった。

役に立たないものは、捨てる。

父はよくモノを捨てる人だ。

だから、私もいつか捨てられると怯えたことを、瞬間的に思い出した。

育ててくれた親に感謝せねばと思っていたのに、痛がる父に何もできない私に私自身が役立たずと慢性的に罵り続けていたり、父の言葉もあってかなり消耗していて、理性が効かなかった。

今では自分ばかりを守ろうとした私が、完全に悪いと思ってる。

父には…悪いことをした。

私は父に向かって「役立たず」と言って爆笑してしまった。

そのときの父の顔は、忘れられない。

きっと父に止めを刺したのは私だ。

父はそれから二週間後、死んだ。

私は悲しいよりも、やっと自由になれた気がして爽快だった。

それについても自己嫌悪はかなりあったが、事実ホッとしていた。

そして一周忌が終わった夜、私は父を食べる夢を見た。

血が滴るステーキに、大きな骨付き肉。

ホルモン焼き。

すべて平らげてから、デザートに父の頭部がカラメルソースやらなにやらかけられた状態で出された。

夢の中で私は、今まで食べた肉が父の肉であることをそこで知った上で、何とも思わずにそれを食べた。

頬の肉をナイフで削いで、皿のソースをそれで拭き取って食べた。

甘くてジューシーだった。

私はすべて平らげた。

脳みそから背骨の髄まで柔らかい部分はすべて食べた。

そこで目が覚めた。

目が覚めると布団が血だらけだった。

起き上がろうと布団に手をつくと、激痛。

私は自分の腕の肉を食べてしまったらしい。

寝室にあった姿見には、口の周りが血だらけの私がいた。

母に連れられて病院にいくと、深くは無かったけれど抉れていた。

やっぱり食べていた。

父が私を叱ったのか、私がおかしいのか、わからない。

多分後者だと思う。

けれどこれは私史上で一番洒落怖。

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