黄金ジェットの正体は本当にオーパーツ?飛行機型オブジェの謎

製造時期:紀元前8世紀頃

発見場所:コロンビアのシヌー遺跡

作成理由:飛行機型の遺物

目次

黄金ジェット(シャトル)とは?

コロンビアの首都ボゴタには、世界的にも有名な国立銀行付属黄金博物館があります。

ここで展示されている黄金ジェット(シャトル)が、あまりにも奇妙だと話題になりました。

飛行機にそっくりなオブジェ

金色に輝く黄金ジェットは、幅5㎝、高さも1㎝とかなり小型です。

コロンビア北部で栄えていたとされる、シヌー文明の遺跡から出土し、作られたのは紀元前8世紀頃とされています。

問題はその形で、発見当時は鳥や魚をモチーフにしたオブジェだろうと考えられていましたが、両翼や尾翼がついている上に先端部には搭乗席を思わせるような形状から、飛行機を模したものではないかと考えられるようになりました。

研究者による黄金ジェットの見解

黄金ジェットについては、さまざまな調査が行われ、多くの学者や研究者達からの注目を浴びています。

とある動物学者は、南米コロンビアに生息する「プレコ」と呼ばれるナマズをモチーフにしたものと主張しましたが、別の専門家は「ナマズに翼は無く、構造的にも飛行機そのものだ」と主張しました。

さらに「黄金ジェットは航空力学にかなっていることから、古代コロンビアでは飛行機が実際に運用されるほど高度な文明を築いていたか、そのような文明を持つ何者かが接触を図ったのではないか」と主張しているのです。

この黄金ジェットと似たような、飛行機を思わせる出土品は1つではなく、10個以上出土しているのも、偶然そのような形に作られたものでは無いことを裏付けています。

黄金ジェット

航空専門家による黄金ジェットの調査

実際に黄金ジェットは空を飛ぶことが出来るのか?

そう考えた研究者の1人が、航空技師やパイロット、航空力学の専門家に依頼して黄金ジェットの分析を行っています。

分析結果は、出土した飛行機型のオブジェはいずれも飛行能力があるという見解でした。

この仮説を立証するために、1997年に黄金ジェットを1mほどのラジコン模型に復元し、実際に飛ばすという実験が行われています。

その結果、ただ飛ぶだけではなく離着陸はもちろん、旋回や回転など高難易度の飛行にも成功し、黄金ジェットが飛行機として十分すぎる機能を果たすことが証明されたのです。

飛行機ではなく宇宙船の可能性も

専門家の中には、「黄金ジェットは大気中の高速飛行には向いていない」と主張する人もいます。

大気圏外から地上まで降下してくる着陸船にふさわしく、飛行機ではなくスペースシャトルだ!とまで言われているのです。

これが事実だとすれば、古代文明には飛行機どころか、宇宙にまで行ける技術が存在していたことになる。

各地に点在する黄金ジェットの謎

黄金ジェットが発掘されたのは、コロンビア北部を流れるシヌー川流域の遺跡と発表されています。

しかし、ベネズエラやペルー、中央アメリカのコスタリカなど、遠く離れた地でも黄金ジェットと似たような形の出土品が発見されているのです。

発見場所が異なっているにも関わらず、同じようなモチーフで作られた黄金ジェットが出土している。

これが意味するところは、飛行機が当たり前に普及していたことを示しているのではないでしょうか。

古代文明にそんな技術があるはずがない…そんな常識が覆る日は近いのかもしれません。

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