秘密結社として有名なのはフリーメイソンですが、表向きには友愛団体として実在し活動もしています。
それに対して実在しているのかしていないのか、誰がメンバーなのかも不確かな秘密結社の頂点に君臨している組織、それがイルミナティという秘密結社です。
秘密結社の頂点に君臨していると言っても、何の根拠もない話を「はい、そうですか。」と信じられるわけもないので、これを読めばイルミナティという組織がどんな秘密結社なのかをわかりやすくまとめます。
イルミナティが秘密結社の頂点と言われる理由
テレビや雑誌で都市伝説の番組を良く見る人であれば、フリーメイソンが頂点じゃないの??と思うかもしれませんが、それは半分正解で半分不正解です。
イルミナティという秘密結社は、フリーメイソンの組織階級で最高位の33階級である最高大総監になった者が行きつく先の組織と言われています。
つまり、フリーメイソンを隠れ蓑に使って陰で暗躍している組織。
それがイルミナティです。
それでは何故フリーメイソンを隠れ蓑に使っているのか?という疑問が出てきませんか?
その根拠がどこにあるのか不思議ですよね。
この疑問に関してはイルミナティの起源を知る事で解消されます。
イルミナティの起源
歴史的にイルミナティという組織は存在していますし、誰が作ったのかという事はしっかりと記録に残されています。
イルミナティの創始者:アダム・ヴァイスハウプト

アダム・ヴァイスハウプト
・1776年にイルミナティを創設
・イルミナティの別称は「啓明結社」「バイエルン幻想教団」
・創設時の年齢は28歳
・インゴルシュタット大学の教授
・ユダヤ人
アダムって単語を聞くだけで旧約聖書と結びつけたくなる私は完全に脳がやられてます。
このアダム・ヴァイスハウプトというのがどういう人物だったのかというと、若干20歳にして法学の学位を取得してしまい、その4年後、24歳の時には大学の教授として教鞭をとるようになります。
そこからたったの3年で法学部の学部長まで昇進という異例の経歴の持ち主、つまり超が付くほどの天才です。
ヴァイスハウプトが教鞭をとっていたインゴルシュタット大学は当時イエズス会の支配下に置かれており、抗議内容に検問が入るほど厳しいものでした。
これだけ頭のいい人物ですので、次第にイエズス会の思想や知識の不平等さに不満が出てくるのも当然かもしれません。
反イエズス会の思想をもとに、天才ヴァイスハウプトが学んだのが
・ユダヤ教 エッセネ派
・グノーシス教(ゾロアスター教)
・古代エジプト神学
そこで学んだ思想を元にヴァイスハウプトはとある組織を立ち上げます。
その目標はただひとつ。
知的能力を実証された人々が世界を治める「世界単一政府」(ワン・ワールド)を生み出す事。
つまり選民ですね。有能な人間がそれ以下の人間を支配する世界。
そして、イルミナティの創設はヴァイスハウプト1人で設立したかのように様々な記事に書かれていますが、イルミナティの共同設立者として、ヤコブ・フランクという人物が名を連ねています。
ヤコブ・フランクについては近いうちにまとめますが、超絶簡単に言うのであれば、「私がメシア(救世主)だ!!」と触れ回って正統派ユダヤ教から破門された人物。つまり精神的にも思想的にもヤバいやつ。
こうして設立されたイルミナティは、最初はたった3~5人程度だったはずなのに、あっという間に政界、財界、美術や文学などの各分野の権威を持つ人物はもちろん、貴族や大富豪を会員に集め、その人数は2,000人とも言われている。
しかし、イルミナティの過激すぎる思想から、その活動はわずか10年で1785年にローマ教皇ピウス6世によって、イルミナティの教義はカトリックの教義に馴染まないと弾圧される事になる。
その危険思想とはどのようなものか??
イルミナティの思想
・全ての既成政府の廃絶とイルミナティの統括する世界統一政府の実現
・私有財産と遺産相続の撤廃
・愛国心と民族意識の根絶
・家族制度と結婚制度の撤廃と、子供のコミューン教育の実現
・すべての宗教の撤廃
誰が読んでも、あ、これヤバイやつってわかる思想ですね。
しかし、これが基になって出来たのが後の共産主義という事実。
つまりイルミナティの思想は共産主義の原型という事。
つい先程、弾圧されたと書きました。
つまりイルミナティという秘密結社は歴史上ではここで解散しているのです。
ここから確信に迫ります。
イルミナティは今も存在している?
歴史が全て正しいとするのであれば、解散している為存在しないことになります。
しかし、私の個人的な考察でいえば未だ存在していると考えます。
弾圧される前からイルミナティの創設者、ヴァイスハウプトはフリーメイソンにも加入していました。
元々フリーメイソンの会員であったアドルフ・フォン・クニッゲ男爵という人物がヴァイスハウプトの思想に深く共感し推薦人となっています。

アドルフ・フォン・クニッゲ男爵
フリーメイソンの中でも天才的な頭脳を持ったヴァイスハウプトは勢力を伸ばし続け、ついには最高位まで上り詰めた。
フリーメイソンの中でも特に優秀な人物のみをを厳選して集めた秘密組織、それがイルミナティと言われています。
つまり、フリーメイソンすらも操る秘密結社を作ってしまった!
しかし、例え天才であったとしても、たった一人の大学教授がここまで秘密結社の中で昇格していくのは不自然すぎません?
何の後ろ盾も無く、初期のイルミナティの会員を優秀な人材ばかり2000人以上集めたり、フリーメイソンの中でも最高位まで上り詰めたりと経歴が明らかに異常です。
そこで注目して欲しいのが、最初に創立したイルミナティのスポンサーです。
どんな組織を立ち上げるにも、人を集めるにしてもお金が必要になります。
その資金を出しており、実質スポンサーの役割をしていたのがロスチャイルド家です。
ロスチャイルド家というのは世界資産の半分を占めると言われる大財閥。
そして、いま現在もロスチャイルド家がイルミナティ最高位の1人と言われている。
つまりイルミナティは現代でも存在していると考えるのが普通ではないか?
フリーメイソンの中に異質なもの(イルミナティ)が紛れている事を知った当時のスコットランド最高位のフリーメイソンであるジョン・ロビンソンが1798年に世界各国のフリーメイソンの高位指導者に警告している。
『フリーメイソンの内部にサタニストが侵入してしまった。』
※サタニスト…悪魔教崇拝者のこと。
このサタニストはイルミナティの事を指していると言われている。
さらに、イルミナティの創設者であるアダムヴァイスハウプトは、自身の死期が近いと悟った時に、弟子を呼んで「闇のイルミナティに気をつけろ」と話したと言われている。
この言葉は何を意味するのか、アダムヴァイスハウプトが望んだイルミナティでは無いということか。
さらに、イルミナティの信仰はまるでアダムヴァイスハウプトが作ったかのように書かれているが、信仰自体は遥か昔、紀元前から存在していたとも言われている。
それはさすがに…と思っていたが2001年にピラミッド型のオブジェが発見された。

これがプロビデンスの目を指しているとしたら…?

プロビデンスの目
しかもこれが発見されたのが約1万年前の地層というから驚くしかない…。
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