ロシアでまことしやかに囁かれている都市伝説を紹介します。
旧ソ連の時代から建設が始まった「モスクワ・メトロ」。
このモスクワ・メトロは1935年の開業から今まで、12路線と200以上の駅と繋がる巨大な地下鉄が走っています。
しかし、それとは別にもう1つの隠された地下鉄があるというのが今回の都市伝説です。
モスクワの『メトロ2』
秘密裏に隠された裏の地下鉄は「メトロ2」と呼ばれています。
表の地下鉄「モスクワ・メトロ」が建設された1935年以前から「メトロ2」の計画は進んでいて、その目的は有事が起こった際に要人が脱出用トンネルとして使うために作られたと言われている。
そのためか、大統領府など政府関係の建物や聖堂などがあるロシア政治中心的エリアの「クレムリン」。
モスクワ最古の国際空港である「ヴヌーコボ国際空港」に通じているだけでなく、核シェルターや臨時執務室も用意されているという。
もちろんロシアの都市伝説なので、公式にメトロ2が存在すると発表されているわけではありません。
しかし、ほとんどのロシア人がその存在を信じているのにはとある理由があるのです。
各所に点在するメトロ2の証拠
モスクワ・メトロの駅構内には、どこにも繋がらない階段やゲートが点在している。
もちろんそれらは封鎖されているが、そのゲートがどこに繋がるのかを不審に思わない人達はいないだろう。
そのゲートがメトロ2の入り口だと信じている人達も少なくありません。
また、地下鉄に乗っていると路線図に載っていないはずの線路と合流したりとあまりにも不自然なことが多すぎるのです。
メトロ2についての小説を書いたロシアの作家「ウラジミール・ガニック」は、この小説は全てがただの妄想ではないとも語っています。
その他にもモスクワ地下鉄の責任者であった「ドミトリー・ガイエフ元総裁」も「メトロ2が存在していなかったら、私は驚くだろう」とコメントしていることから、公式に発表はされないものの『裏の地下鉄』があることは誰もが認めている。
メトロ2に侵入しようとしたYouTuber
『噂のメトロ2に突撃してみた』みたいなテロップが流れそうですが、ロシアは日本のように優しくありません。
2020年8月にロシアのYouTuberがメトロ2を見つけようとして地下に潜りこみ逮捕されました。
この時の逮捕理由が「国家機密に関する」とされたことから、本当にメトロ2への入り口を発見してしまったのではないかと噂されています。
ロシアには「メトロ2」のような裏の地下鉄以外にも、巨大な地下街がありましたが2013年に不法労働者が住み着いて一斉摘発された過去があったりと、隠された施設の宝庫です。
あれだけ広大な土地を持つロシアなので、何があっても不思議ではありません。
もしかしたら、まだまだ私達を驚かせるような隠された施設をいくつも建設して来るべき第三次世界大戦に備えているのかもしれませんね。
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