ディープステートという言葉をよく聞くようになりましたが、影の政府は最近になって設立されたわけではありません。
その代表とも言える施設の1つがこの「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」です。
マウント・ウェザー緊急事態指揮センター
アメリカのバージニア州ベリービルの山中の地下にある秘密基地「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」。
戦争や災害によって国が壊滅的なダメージを受けても政府の存続が可能なように作られた施設です。
アメリカ政府存続計画による秘密基地
核戦争が起こってもこの場所に政府高官や軍事指揮官を収容し、政府の指揮系統が崩壊することを防ぐ「アメリカ政府存続計画」を代表する施設と言えるでしょう。
この地下施設「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」の建設は1950年代から始まり、冷戦時代の旧ソ連との核戦争に備えて作られました。
仮に核戦争が起こったとしても数千人以上をここに収容し、生活を守れるようにと居住区や地下発電所、病院や火葬場まで備えている巨大な地下施設です。
まるで核戦争後の世界を旅するゲーム、フォールアウトさながらの超巨大核シェルターですね。
この施設がバージニア州に建設されたのは、首都であるワシントンDCから近いことからも政府の要人を保護する目的なのが垣間見えます。
センターが極秘に作られた理由
ここまで見ていると、「有事の際に住民を避難させるための施設」に見えますが、マウント・ウェザー緊急事態指揮センターにはさまざまな問題があるのです。
そもそもこの「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」は極秘に作られたため、アメリカの議会にすらその情報が公開されていません。
それどころか、行政機関が保管しているアメリカ国民の個人情報が無断で取り扱われているのです。
まるで収容する人間を選別しているかのように。
当然ながら、人権にうるさいアメリカ国民からは反感の声も上がっていますが、その声は全て無視されています。
助かるのは一部の選ばれた人間のみ
多くの批判を受けながらも「アメリカ政府存続計画」は進められます。
恐ろしいのは、この計画がアメリカ議会の承認を必要としない「大統領令」によって進められていることです。
議会を通す必要が無いので、言ってみればなんでもできてしまいます。
もし本当に政府の機能が危うくなった時には、裁判所に代わって司法権を発動し、アメリカ国民を兵役や軍の組織に強制動員できるほどの権力を発揮すると言われているのです。
そんな計画を進めているのがディープステートと呼ばれる「影の政府」。
政府もその存在を認めてはいるものの、一体誰が指揮していて、どんなメンバーで構成されているのかは一切公表されていません。
しかし、同時多発テロ事件の直後にまるで狙ったかのように「政府存続計画」を実行したジョージ・ブッシュ政権時代の副大統領ディック・チェイニーが仕切っているとの噂です。
アメリカが危機に陥った時、一体どんな人間が助かるのかはわかりませんが、マウント・ウェザー緊急事態指揮センターに収容されるのは政府関係者や各行政機関のトップやその家族くらいでしょう。
この施設の目的は、あくまでも「アメリカ政府を存続させる」ということです。
なので一般市民を収容したところで、意味がないんですよね。
収容されなかったアメリカ国民は「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」から発せられる指示に従うのみです。
ディープステートと呼ばれる影の政府の狙いの1つに人類の選別があると言われています。
「マウント・ウェザー緊急事態指揮センター」も、そんな目的を達成するために作られた施設の1つに過ぎないのかもしれません。
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