ハワイで上陸を禁止されている禁断の島「ニイハウ島」にはどんな秘密が隠されているのか

海外旅行の人気№1のハワイには、実は上陸を禁止されている島があることをご存知でしょうか。

その島の名称は「ニイハウ島」と呼ばれ、ハワイで最古の島とも言われています。

この「ニイハウ島」から最も近いのはカウアイ島で、そこから27キロほど離れた場所にある島です。

今回は、侵入禁止とされている「ニイハウ島」を紹介します。

目次

とある一族が所有する禁断の島「ニイハウ島」

この島には、ハワイの部族出身者以外は誰も立ち入ることができません。

島民は衣食住のすべてを自給自足でおこない、魚を釣ったり島にいる動物を狩ったりしながら生活をしています。

もちろん、そんな島にエンターテインメントな要素などあるはずもなく、数百年前にタイムスリップしたかのような生活ぶりです。

なぜ他の島民と交流することなく、現代までその生活を守っているのか。

そこには、とある一族が交わした約束にありました。

ハワイアン文化を維持すると約束した一族

この話は、1863年にまでさかのぼります。

当時ハワイの国王であったカメハメハ4世がニイハウ島を売りに出すと、近隣の島に住んでいたスコットランド人のエリザベス・シンクラーがこの島を購入することになりました。

現在ニイハウ島に住んでいるのは、その子孫であるロビンソン一族が島の所有者であり、「ハワイアン文化を維持する」という約束を守るため、他の文明との交流を断絶したまま島を管理しています。

1896年には、現地の言語である「ハワイ語」の使用がアメリカ政府によって禁止されることになりました。

しかし、今でもニイハウ島ではハワイ語が使われているとのこと。

言語も立派なハワイアン文化なので、政府の命令にも従わなかったようです。

外部からの侵入を頑なに拒否する一族

1915年には、ニイハウ島で育ち、島を出て暮らしていた者達が親族を連れて故郷であるニイハウ島に帰島するも、出ていった者は例え島の出身者であっても部外者とされ、上陸することはできなかった。

1930年代にはしかやポリオといった感染症の侵入を防ぐという理由から、完全に部外者を拒絶

もちろん、政府としてもこれを良しとしているわけではなく、ハワイの州知事からニイハウ島の退去を言い渡している。

しかし、これに対してもロビンソン一族は拒絶しており、現在も文明化を促す政府との話し合いが続いています。

止まらないニイハウ島民の減少

ニイハウ島に初めて上陸したのは、1778年にイギリスの探検家だったジェームズ・クック船長と言われています。

この時には、1万人ほどの島民が居たとされていますが、1880年代には1,000人程度まで減少。

さらに、1980年に確認されたのはたったの226人と急激に人口が減少してきている。

現在何人が残っているのかはわからないが、このペースであれば100人を切っている可能性も考えられます。

島民の中には、ニイハウ島への上陸が禁止される前の明治時代初期にハワイへと移住した日系人の子孫も居るという噂も。

絶対に破ってはいけない島の掟と秘密

現代では、ニイハウ島の沿岸の海でダイビングできるツアーがあったりと少しずつ島に近づこうとしています。

それでも絶対に破ってはいけない2つのルールがこちら。

  • 島民を見かけても絶対に話しかけてはいけない。
  • 島民の写真を撮ることは許されない。

これだけ長い間、本当にただ文化を守るためだけに交流を断ってきたのでしょうか。

もしかしたら、この島にはなにか大きな秘密が隠されているようにも思いませんか?

島の人口も減少し、このままでは全滅してしまうのも目に見えています。

それでも頑なに交流を拒否する理由とは、いったい何があるのでしょうか。

ニイハウ島の長い歴史の中で、ひとつだけヒントを見つけることができました。

最初にニイハウ島を売りに出したカメハメハ4世はフリーメイソンのメンバーに名を連ねています。

それも、ただの一会員としてではなく、1857年にオセアニア・プログレス・ロッジのマスターとして就任しているのです。

マスターとなった6年後にニイハウ島を売却し「ハワイアン文化を維持してくれ」と約束したようですが、他にもなにか約束があったのではないでしょうか。

もしくは、島の中に絶対に見られたくない何かが隠されているのか…。

カメハメハ4世がフリーメイソンのロッジのマスターだったのであれば、どうしても色々な疑惑が出てきます。

ニイハウ島が外部との交流を拒否することを辞め、この謎が明かされる日はくるのでしょうか。

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