何度か映画化もされた「首狩り族」をご存知でしょうか。
文明を受け入れず太古からの暮らしを続ける部族が今でも多数存在しています。
近年は、テレビ向けに「部族のフリ」をしてお金を稼いでいる部族も多い中、未だに島外の人間との接触を徹底的に拒絶する部族がいることも確かです。
なにも知らずに上陸してしまうと、問答無用で殺害される島。
北センチネル島を紹介します。
文明を拒絶する北センチネル島
インド洋東ベンガルに浮かび、50人から400人ほどの部族が暮らしている孤島が、「北センチネル島」です。
この島に住むのは「センチネル族」と呼ばれ、外的接触を徹底的に拒み、島に上陸する者は容赦なく殺害されることで有名になりました。
センチネル島で起きた事件
当然、この島にそのような部族が暮らしていることはインド政府も知っています。
2004年に起きたスマトラ島沖地震では、インド政府とアメリカ海軍が協力して被害を受けたと思われるセンチネル島の島民に向けて救援物資を送る計画を立てました。
さすがに船での上陸は危険と判断し、上空からヘリコプターで接近を試みるも、数百人の島民からの弓矢による一斉射撃により撤退を余儀なくされます。
また、2006年にカニの密漁を行っていた2人のインド人が事故でセンチネル島に流れ着くも、即座に弓矢によって射殺されたのが確認されている。
2018年に入り、このセンチネル島が世界的にも知れわたることになります。
中国系のアメリカ人宣教師がキリスト教の「布教」を目的として、センチネル島へ上陸を行いました。
しかし、島民が耳を貸すわけもなく弓矢によって蜂の巣にされた後、鉈で首を切り落とさるやいなや、その頭を上空に掲げて奇声をあげていたという。
この様子は宣教師をセンチネル島まで送り届けた漁師が目撃し、インド政府へ報告を行ったことで発覚しました。

宗教を理解してもらえると思いあがった宣教師に対する天罰なのか、神もこの島への上陸は許さなかったのかもしれない。
島民の殺害を黙認する政府
いくら文明の接触を拒絶しているといえども、現代において殺害事件は立派な犯罪行為です。
しかし、インド政府のみならず、アメリカ、中国もこの事件について「沈黙」を貫いています。
北センチネル島は「非接触部族」に登録されているので、無許可での上陸は禁止です。
これは過去に新大陸を探し求めた大航海時代に起きた、疫病による被害を防ぐ目的もあります。
それでも、自国民や同胞を無惨に殺害された国が沈黙しているのは、さすがに違和感しかありません。
このときにネット上でも噂されたのが、この北センチネル島にはなにか重大な「秘密」が隠されているのではないかという話です。
北センチネル島に隠されたもの
その昔、コロンブスがアメリカ大陸を発見した際に疫病を持ち込み、原住民の90%が感染症により死亡したとされています。
また、持ち込んだだけでなく、コロンブス達もアメリカ大陸から未知の疫病を持ち帰ってしまい「梅毒」や「黄熱病」といった感染症によって相当な被害を受けました。
この島に住むセンチネル族は推定6万円以上前にアフリカ大陸から移住し、この島を拠点としてから外部との接触を徹底的に拒んでいます。
当然この島独自の「風土病」や「未知の細菌」がいてもなんらおかしくは無いのです。
もし、安易に誰かが島民と接触して未知のウイルスを持ち帰ってしまった場合、コロナウイルスのように世界的なパンデミックに陥る可能性も十分考えられます。
そうなった場合は、センチネル族が生きたワクチンとなるので、貴重な抗体を持った部族と言えるのではないでしょうか。
そんな貴重な部族を逮捕したり、無理やり文明を押し付けようとする必要はないですよね。
放っておくだけで、「生きたワクチン」として存続してくれるのですから、こんなに美味しい話はないでしょう。
また、これだけ外部との接触をしてこなかった島ですので、独自の生態系が形成されている可能性もあります。
北センチネル島には、ここにしか存在しない動植物が多数存在するとされているのです。
そのような新種を求めて、高く売りさばく「ハンター」が存在するのも確かで、実は先述した宣教師も新種を探して売りさばくのが目的だったのではないかとも言われている。
もしそんな邪な気持ちを持って上陸していたのなら、神から見放されるのも頷けます。
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