ブラジル南部沖に浮かぶ無人島イーリャ・デ・ケマダ・グランデ島は、別名「スネーク・アイランド」と呼ばれています。
この島は毒蛇の楽園として知られ、小さな島にも関わらず30万匹以上の毒蛇が住み着く無人島です。
あまりにも毒性が強く、蛇しか存在しなくなった島「スネーク・アイランド」を紹介していきます。
蛇しか存在しない島『スネークアイランド』
ブラジル政府は、軍によってこの島を管理して一般人の立ち入りを禁止しています。
入れるのは研究者などごく一部の人間に限られ、世界でも最高レベルの危険地帯と言えるでしょう。
共食いで毒を強める蛇の群れ
スネークアイランドに住み着いている蛇は、他の蛇と比べても圧倒的な毒性の強さが特徴的です。
同種の蛇と比べても数倍以上の毒性を持ち、島に降りてくる鳥を一撃で仕留めるほど強力になっています。
蛇は共食いをする生物ではありませんが、餌の無い飢餓状態になると共食いを始め、他の蛇を喰らうことでその毒性が増していくというのです。
実際に中国に古くから伝わる呪術の1つに「蟲毒(こどく)」と呼ばれるものがある。
これは、ツボの中に毒蛇を大量に入れて蓋をし、最後の1匹になるまで共食いをさせます。
そして最後の1匹となった毒蛇を呪術に利用したと言われてますが、まさにスネークアイランドは最強の蛇を決めるための巨大な壺のようなものです。
スネークアイランドの蛇の王者
ブラジル政府が立ち入りを禁止しているものの、とある蛇を狙った命知らずの密猟者が後を絶たない。
その蛇とは、スネークアイランドにか存在しない「ゴールデン・ランスヘッド」と呼ばれる金色の蛇で、世界最強の毒性を持つと言われています。
蛇の中でも毒性の強い「ジャララカ」に人間がかまれた場合、目や耳から出血を起こし死に至る場合もありますが、ゴールデン・ランスヘッドはその5倍は強い毒性と言われているのです。
島にも4,000匹程度しかいないと言われていますが、裏のネットワークでとんでもない金額で取引されていることから、莫大な報酬を得るために一攫千金を狙った密猟者が後を絶たないという。
スネークアイランドに隠された秘宝
ただの離島に、なぜこれだけ異常な数の毒蛇が住み着いているのかは、判明していません。
さまざまな偶然が重なって、共食いをするまで多くの毒蛇が誕生してしまったのか。
もしくは、誰かが故意にこの孤島を毒蛇の島にしようとして大量に放ったのか。
スネークアイランドには、こんなうわさ話もあります。
初めてこの島に上陸した海賊が、その宝を隠し、守るために大量の毒蛇を放ったと…。
まるで、「ワンピース」にでも出てきそうな話ですが、確かに「何か」を隠すにはもってこいの島ではあるでしょう。
また、この島の毒蛇を野放しにしているのは強力な毒蛇の毒を軍事転用して使うためとの噂もある。
いずれにせよ、このような危険極まりない島をそのままにしておくのは、なにかしらの理由があるのでしょう。
ブラジル政府は、もしかしたらこの島に重大な秘密を隠し持っているのかもしれない。
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