【感想&評価】闇動画2のあらすじをネタバレと共に紹介!

2012年5月2日に発売された心霊DVD『闇動画2』をレビューしていきたいと思います。

目次

闇動画2の作品情報

作品タイトル闇動画2
監督児玉和土
制作会社株式会社フロムノート
公式サイトhttps://www.yamidouga.com/

闇動画2のネタバレと感想レビュー

闇動画2の各チャプターのあらすじやネタバレと共に感想をお伝えしてきます。

第1話 デジャブのネタバレとあらすじ

話の怖さレベル :
映像の怖さレベル:

よくある低予算の心霊スポットを巡るDVD撮影の様子を収録したもの。

売れないグラビアアイドルと、ディレクター兼カメラマンの2人だけという超低予算作品。

ロケ地である湖に到着し、周囲を見回すグラビアアイドル。

「この景色…見たことあるかも…。」

そう呟くグラビアアイドルに、ディレクターは初めて来たような感じでコメントを求める。

しかし、彼女はその後すぐに歩き出してしまった。

どうやらこの先に変わったトンネルがあるらしい。

デジャブ(既視感)とは、初めて見たものや行ったことの無い場所なのに、前にもその景色を見たり行ったりしたような感覚に陥る現象の事を指す。

彼女はまさに、デジャブ特有の不思議な感覚を味わっていたのだろう。

ディレクターは、撮影を盛り上げるための嘘だと思い込んでいた。

しかし、そんな適当な子でも無かったので、彼女の言うとおり撮影しながらついて行くことに。

彼女は迷うような様子もなく、黙々と山の中を進んで行く。

トンネルを見つけるが、

「山の中にトンネルなんてどこにでもあるよ。」

となかなか信用しようとしないディレクター。

「確かこの奥に地獄の獄って落書きがあったと思うんです。」

トンネルの入り口でディレクターに話し、トンネルの奥へ進むとそこには『獄』と赤いスプレーで書かれた落書きがあった。

もちろん、トンネルの入り口からはどうやっても見えない。

本当にこの場所に来たことが無いのかと問い詰めるも、彼女自身は全く来た記憶が無いと言う。

一旦ドライブインで休憩し、彼女の母親に電話で確認するも、やはり子供の頃にもこの場所を訪れたことは無かった。

彼女が何か霊的なものを感じていると考えたディレクターは、他の場所へ行くのを辞め、夜まで待ってからその場所で1番の心霊スポットと言われている橋へ行くことに…。

深夜になり、自殺の名所として有名な吊り橋へ。

人とすれ違うのも難しいほどの狭い吊り橋。

カメラの明かりだけが頼りで、周囲の景色は全く見えないが高さ50mはあるらしい。

ようやく吊り橋の中央に差し掛かった時、真っ赤なパンプスが並んで置いてあるのを見つけてしまう。

それを見たグラビアアイドルの子は、硬直したかと思うとそのパンプスをおもむろに履きだす。

不思議なことに、サイズもピッタリ。

すると、急に吊り橋から飛び降りようとする彼女をディレクターが必死に止める。

「何やってんの!!!」

と怒るも、彼女はディレクターの背後をジッと見つめていた。

視線の方に目をやると、そこには見知らぬ髪の長い女の人が。

「人…?」

そう呟いてグラビアアイドルの方に視線を戻すと、そこにはさっき脱ぎ捨てたであろう彼女の靴だけが残っていて、姿は忽然と消えていた。

1人になったディレクターは、必死になって声を出しながら彼女を探すも見つからない。

車まで戻ると、なぜか彼女は助手席でうつ伏せになっていた。

ディレクターが怒ろうとした瞬間、何者かが車をバンバンと激しく叩きまくる音が。

急いで帰る途中、車を見てみると至る所がベコベコになっていて、激しくへこんでいたという。

彼女はずっと泣いているだけで、何があったのかは全くわからなかった。

そして、例の吊り橋に落ちていた赤いパンプスは、そのまま履いて帰ったという。

後日ディレクターが色々と調べて見ると、あの日に行った吊り橋は心霊スポットと言われている場所では無いことがわかった。

近くに似たような吊り橋が2つあるので、間違ってしまったようです。

しかし、その間違って行った吊り橋で実際に飛び降り自殺が起きていたことがわかった。

あの撮影の日に。

飛び降りたのは、30代くらいの女性だったそうだ。

撮影していた2人が湖に到着したのが夕方くらい。

ちょうどその時間あたりに飛び降りたと考えられている。

あの赤いパンプスは、その飛び降りた女性のものだったのではないだろうか。

そして、デジャブを経験したグラビアアイドルに取材を申し込もうとするも、既に亡くなっていた。

自宅マンションの屋上から飛び降りたそうです。

しかし、自殺する直前にマンションの屋上へと向かう監視カメラの映像を入手。

そこには、あの赤いパンプスを履いて屋上へと向かう彼女の姿が映っていた。

デジャブがなぜ起きるのかは解明されていません。
しかし、これは残留思念によるものではないかと考えられています。
その残留思念が心霊現象の原因とする説もある。
もしかしたら、彼女は自殺した女性の残留思念によって取り憑かれてしまったのかもしれない。

デジャブの感想

正直言って『デジャブ』ってタイトルの時点で微妙かなぁ…と思ってましたが…。

普通に怖いわ。

トンネルのあたりまでは、なんだかなぁーって感じでしたが、吊り橋のあたりから雰囲気も相まって怖さがガンッ!って上がりますね。

特に吊り橋に置かれたパンプス。

あれは、ズルいよ…。

マジで怖いって…。

女の霊よりもパンプスが怖すぎたのと、おもむろにそれを履きだすグラビアアイドルが怖い話でしたね。

前回もそうだけど、長編の時は凄い力入れてんなぁ…って思ってしまう。

第2話 温泉旅館のネタバレとあらすじ

話の怖さレベル :
映像の怖さレベル:

とある古い温泉旅館で中居さんをしていた女性からの提供映像。

その映像には、夫婦が温泉に入ったり料理を食べたりと、楽し気な様子を携帯で撮影したものだった。

しかし、この映像を撮影した翌日、携帯や財布などの貴重品もそのままに、全ての荷物を残して消えてしまったという。

一体、映像に何が映っていたのか。

料理を楽しむ妻を撮影する夫。

妻の背後に突然現れたのは、首の無い何かだった。

それを撮影した瞬間、この世のものとは思えない悲鳴と共に映像は終わってしまう。

この夫婦は、現在も行方不明となっている。

そして、現場となった温泉旅館の部屋も封鎖されているが、そこで何があったのかは誰も知らない。

温泉旅館の感想

短い映像で、大した情報も無いので勝手に想像しろってパターンの話ですね。

恐らく、この部屋で首を吊ったのか…もしくは切り落されたのか…。

そんな事件の匂いがするような映像でした。

服が微妙にはだけているのも何か意味がありそうですが、この部屋だけ封鎖されているようなので、昔何かあったことは間違いなさそうです。

そんな考察をしましたが、内容的には全く怖くないですね。

箸休めといった感じ。

第3話 ストーカーの正体のネタバレとあらすじ

話の怖さレベル :
映像の怖さレベル:

某興信所で働いていた元調査員からの映像提供。

つまり、元探偵ってことですね。

映像の内容は、ストーカー被害に遇った女性が撮影したもの。

警察に相談したものの、相手にされず興信所に依頼したという。

その女性は被害状況を記録して、警察に証拠として持っていくか、そのストーカーと折り合いをつけるのが目的だったそうです。

ストーカーに遇っている女性によると、具体的な被害としては深夜の執拗なまでの来訪に悩まされていたと言います。

女性が撮影した映像には、何度も何度も、異常にインターホンを鳴らしてくる様子が映っていた。

さらに、玄関の扉を「開けろー!!!」と怒鳴り声を上げながら叩きまくる。

被害状況を確認する映像は撮影できたが、犯人の姿を撮影することは出来なかった。

数日して女性がバイトから帰って来ると、ポストに変な物が入っていた。

それは、紙で出来た人形。

神を開いて見ると、中には赤い血痕のようなものが。

一度はゴミ箱に捨てたが、女性はそれを燃やして処分した。

それから数日後、またその紙で出来た人形がポストに入っている。

今度は大量に。

それを開いて見ると、そこには小さな文字で彼女がコンビニで買った物や、何時に寝室に入ったか、履いているパンツの色まで書かれていた。

まるで1日の生活を全て見ているかのように。

あまりの恐怖に嗚咽を漏らす女性。

しかし、その瞬間に今度は石を投げこまれて窓ガラスが割れてしまう。

そこで一旦映像は終わっていて、次の撮影はアパートの外だった。

周囲を撮影するも夜の闇で、ほとんど何も見えない。

何かの気配を感じたのか、急に女性は部屋へと戻っていく。

恐るおそる部屋の中に入る女性。

包丁を持ちだし、部屋の中を見て回ると、床にあの紙で出来た人形が1つ落ちている。

それを開くと、中には「いつもいっしょ」と書かれた赤い文字が。

何かの気配を感じて玄関の方を見ると、見知らぬ女性が後ろ向きに立っていた。

「誰…。」

思わす声が出ると、その見知らぬ女性はこちらを振り向く。

すると、撮影者の女性が急に苦しみだして床に倒れ込んでしまう。

それからしばらくして、映像は終わっていた。

その後、被害女性はなぜか全身に打撲を負った状態で発見された。

怪我そのものは大したことが無かったものの、心神喪失状態となってしまい、精神病院で拘束されているという。

あの謎の女性は、一体何者だったのか。

それは、全く不明だという。

不思議なのは、この見知らぬ女性が着ていた服と、撮影者のストーカー被害を受けていた女性が着ていた服が全く一緒だったということ。

さらに、音響の専門家によって「開けろー!」と怒鳴っていた声を分析してもらうと、声は外からではなく部屋の内側から聞こえているということが判明した。

それどころか、声紋を分析すると、男性だと思われていた声が被害者女性の声と完全に一致してしまう。

この女性は、どうやら解離性同一性障害(二重人格)を持っていたそうです。

子供の頃、親戚から性的暴行を受けたことによって発症したのではないかと母親は話したと言う。

症状が収まっていたものの、数十年ぶりに発症してしまったとのこと。

そして、母親が言うには少女が幼い頃、勝手にコップが割れたりと超能力のような事が度々起きていたと言う。

今回のチャイムの音や、投げられた石など、これは別人格の持つ超能力だったのではないだろうか。

現在も精神病棟に入院しているとの事ですが、気分が落ち着いている時は紙で人形を作って過ごしているという。

もしかしたら、もう一つの人格が具現化されたのが、あの見知らぬ女性だったのかもしれない。

ストーカーの正体の感想

要するに二重人格ネタ。

人間、特に幼少期に激しい虐待など極度のストレス状態に陥ると、別人格を作って逃避するというのは割と有名な話。

この人の場合は、その別人格が超能力的なものを使えて、本物であるオリジナルの人格を乗っ取ってしまった…ということなんでしょうか。

女性は性的暴行にあっていた被害者なのに、結果として本来の自分を失ってしまう…ちょっと後味の悪い話でした。

最初はストーカーが呪術的なものを使って、この女性をどうにかしようとするのかと思っていたのですが、まさか同一人物だったとは…。

映像として怖くはないが、話の内容的にはまぁまぁ面白かったです。

第4話 ある一家のネタバレとあらすじ

話の怖さレベル :
映像の怖さレベル:

赤ちゃんがお菓子を食べながら歩いたり、夫婦の様子を撮影したりしているホームビデオ。

これは、ようやく赤ちゃんを授かったある一家の日常を撮影したものらしい。

しかし、この一家は、撮影してから9か月後に一家心中してしまった。

映像に映っていたのは、女にも男にも見える顔がカメラをじっと見つめている。

ある一家の感想

9か月後ってのが、何か意味あるのかなーって思って考えてみたけど、多分意味なんてない。

最後に出てきた顔が、ちょっと不気味ですが…。

なんか安物の合成心霊写真みたいに思えてしまった。

第5話 想い出の校舎のネタバレとあらすじ

話の怖さレベル :
映像の怖さレベル:
グロさのレベル :

映像提供者の佐々木さんは、母校が廃校になるということで、思い出として友人の菊川さんとビデオカメラで撮影をしていた。

校舎裏でタバコを吸っていると、誰かがこちらを見ていることに気付いた撮影者の佐々木さん。

「あのー俺ら、ここの卒業生なんですよ。」

声をかけるも、すぐにその人物はいなくなってしまう。

廃校になるということで、先生方が残って片付けでもしているのだろうと、深くは考えなかった。

そして2人は、校内に入るため鍵の掛かっていないドアを探し始める。

開いている扉を見つけ、校舎の中に入っていく2人。

同級生の噂話をしながら、懐かしの校舎を探索していく。

菊川さんの過ごしていた教室に入ると、黒板にはびっしりと意味の分からない文章が。

すると、急に壊れたようなノイズ混じりの音声で校内放送が流れ始める。

『至急…理科教室に……来てください。』

気味が悪く、不気味な放送。

2人は誰か居るのかと考え、放送室に向かったが誰もいない。

そこで、理科教室に来てくださいと言っていた事を思い出し、そこに向かう2人。

理科教室に入ると、そこには異常な臭気が漂っていた。

真っ暗な中で教室を見まわしていると、そこには首を吊った男性の自殺死体が。

それは、菊川さんの元担任の土井先生だった。

土井先生が嫌いだったという菊川さんは、その死体を近くで撮影しようとすると、死体が何か液体のようなものを噴き出してそれを浴びてしまう。

後からわかった話では、どうやら菊川さんは学生時代に問題を起こしていて、土井先生はその責任を取るかたちで休職していたらしい。

しかし、その後うつ病を発症してしまう。

それが原因で教師を辞めてしまったが、その後も学校に行ったりして揉め事を起こしていたそうです。

学校の廃校が決まった後も、錯乱しながら学校に出入りし、その挙句に自殺してしまったとのこと。

警察の話では、遺体はかなり時間が経っていたので体の重さで首の骨が折れ、体内の腐敗によって首と体が分離したという。

しかし、校舎裏でタバコを吸っていた時に見た人物は、土井先生と酷似していた。

この事件の後から、佐々木さんは菊川さんと気まずくなって会っていないという。

取材班は、菊川さんにも取材を試みることに。

バッグの中に隠しカメラを入れて、菊川さんの住むアパートを訪ねる取材班。

玄関扉を開けてくれたものの、そこには顔面がケロイド状に変化した菊川さんの姿が。

そして、話を聞いても何も答えずに扉を閉められてしまい、二度と扉を開いてくれることは無かった。

あの土井先生の死体が噴きた吐しゃ物の影響なのか…。

さらに映像の最後には、菊川さんの部屋の中に土井先生のような霊の姿が映りこんでいた。

想い出の校舎の感想

心霊×グロの組み合わせといった感じ。

個人的には、この組み合わせがめちゃくちゃ大好物です。

今回の話で言えば、怖さよりグロい映像をメインにした感じでしょうか。

首吊りをしていた土井先生の首が『ぐにゃ』っと不自然に曲がっている感じや、腐敗が進んで首から下の体がちぎれて落ちて首だけが吊られている映像は中々グロい。

心霊系は大丈夫だけどグロは無理!って方は苦手な映像だと思います。

映像が全体的に暗いのもあるけど、下手なB級映画のグロ映像よりもリアルです笑

最後に登場した菊川さんのケロイドも、見てて痛い…。

取材している女性も、完全にビビッているのが声に出てるのが面白い。

話としては、菊川さんに怨みを抱いて自殺した土井先生による復讐劇って感じですかね。

夜の校舎に、不気味な校内放送、首つり死体…そんな映像が怖いはずがない。

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闇動画2の評価まとめ

闇動画2の総合評価はこちら!

評価としては★3.5を付けさせていただきました!

闇動画2の総合評価
心霊的な怖さ
グロい映像
各話の面白さ
全体的な映像の怖さ

前回と違って胸糞展開は無かったものの、全体的に見ても前の闇動画の方が怖いしグロイですね。

初回の闇動画がインパクト抜群だっただけに、少し残念といった感じ。

それでも、他の心霊系DVDと比べたら全然面白いので、このクオリティを維持してくれれば満足です。

私としては、闇動画2の中では第1話のデジャブがお気に入りです!

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